3歳の頃から

共に学んでいるS君も

今は中学生。

本当に長い付き合いになりました。

出会った頃のS君は

ノンバーバル（無言語）で、

コミュニケーションは

絵カードが中心。

でも自身の思いが伝わることの

喜びを感じ始めたS君の

コミュニケーションの

伸びは凄まじく

今では互いに冗談を言えるほどに

なりました。

そして…

いつもと違うこと

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◆物の場所が数センチ移動したり

◆座る椅子の色が違ったり

◆ジーッていう機械音が聞こえたり

◆ウォシュレットの電源が点滅したり

すると…

フリーズして

30分以上は固まっちゃうS君

私たちが

気づきもしないようなことに

気づいちゃうS君。

これは才能でもあるけれど

時にS君を

困らせちゃうことも

ありました。

全体よりも細部に注目する特性

人よりも物に

興味関心が強かった

そんなS君が

その10年後…

まさか！！！

「旅行のお土産何がいいかな？」

「ブライターの子どもの数は

何人ですか？」

なんてことを

自発的に

質問してくれる日がくるなんて

正直、私たちは

想像もしていませんでした。

人への興味・気づきが

小さかったS君が

人を気にしたり

誰かを思って

ちょっぴり悩んだり

相談してきてくれることは

本当に幸せすぎます。

S君へ…

君の成長については

多くの専門家の先生たちが

論文発表して欲しい。と

言ってくれてるくらいなんだよ。

これは君が本当に

頑張った証拠。

いつかその日が来たら

先生から君に相談するから

相談に乗ってね。

S君が自分で選んで

買ってきてくれた

お土産の

「博多の女」

世界一だった。

（何もかも含めてね）

「博多の女」をチョイスする

君のセンスが抜群で

大好きです。

Brighter　Steps

宮野　伸枝